2014/11/21
茶畑に囲まれた山の上の茶藝館でお茶を
台湾といえばやはりお茶のイメージが浮かびますよね。 お茶の産地として知られる台湾には古くから”お茶文化”が存在します。 今はカフェ文化とも言うべきでしょうか。 産地だからという理由の他にも、 “ゆっくりとお茶の時間を楽しむという時間の使い方”が根付いている気がします。 台湾と一口に言えども、街やシチュエーションが変われば感じるものも違います。 お茶の産地、街なかのカフェ、それぞれに違った楽しみ方が出来ます。
お茶を楽しむためには苦労が!いるわけではないのですが、 ちょっとした冒険と眺めも楽しめるのが猫空(マオコン)です。面白い名前ですね。 標高が高く猫がいないことからその名前が付いたそうですが 実際は猫さんの姿がチラホラ(笑) 台北中心地からMRT文湖線動物園駅から猫空ロープウェイに乗り換えます。 どんどん山をあがっていく空中散歩が楽しいんです。 猫空のある木柵地区は、鉄観音茶と包種茶を栽培する茶畑が広がっています。 山の斜面で茶摘みをしていたり、茶葉を道ばたで乾燥させている風景が見えます。 猫空駅を中心としたエリアに茶農家の方々が直接経営する茶藝館が点在しています。 遠い場所では数十分歩くところもありますが、 近いところでは約10~15分ほど歩くと茶藝館が立ち並ぶ場所に行くことができます。 六季香茶坊さんは茶農家直営の茶藝館で、“六季香”というお店オリジナルの冷凍茶が評判。 冷凍茶とは茶葉を乾燥させず冷凍した茶葉のことです。さっぱりした爽やかな風味が特徴です。 ただ少しお高いので、初めての方におすすめしたいのが鉄観音茶です。 こちらももちろん目の前の茶畑で採れたもの。 一口飲めばふわっと口の中いっぱいにこうばしい香りが広がります。 茶葉を選ぶとお店の方がお茶セットを持って来てださいます。 酵素たっぷりなのでダイエット効果もあるのだとか。 深みのある味わいに思わずうっとりしますよ。 一杯のお茶を小さな杯でゆっくりと味わう、それだけのことがとても贅沢だと感じるはずです。 さらにこちらの茶藝館では、茶葉を使った料理も味わえます。 おまけに目の前は台北の街並が見渡せるロケーション。 夜景も素晴らしいので猫空の夜は台北っ子には人気です。 そして台北の街なかで買うよりもお得にお茶を購入できるのも魅力的。 おいしいお茶を求めてちょっと冒険にでかけましょう。とっておきの時間が待っています。
All photo by Lizhi
Lizhi
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