2015/10/14
猫日和⑤<子猫の一時預かり、捕獲編>
天気の良い日です。 穏やかなな自宅の庭を眺めていると、庭の隅をサッと動いたものがあります。 続いて「みゅー」「みいー」と細い鳴き声。
子猫です。
さあ、どうしましょう? 追い払いますか? 見て見ぬ振りをして、居なくなるのを待ちますか? そうしたら、子猫たちはどうなるのでしょう。 どこかの家が世話してくれて、飼い猫になるでしょうか。 そもそも、野良猫の子が簡単に飼い猫になってくれるのでしょうか。 そうなると、この子猫たちは、野良猫として生きて行くのでしょうか。 野良猫として自由に、しかし迷惑がられながら生きるのは、幸せなのでしょうか。 この子猫が今後大きくなり、自宅や近所で子猫を産んで、野良猫が増えたりしないでしょうか。 そうしたら、大切に世話をしている庭をトイレにされたりしないでしょうか。 毎晩、猫の喧嘩の声で眠れなくなったりしないでしょうか。
筆者の考える、それらすべての打開策を提案します。
「子猫の一時預かり、しませんか?」
子猫を保護し、里親に託すまでの仮の里親になることです。 猫好きな方なら「あ、やってみようかな」と思ってくださるでしょうか。 猫の嫌いな方は「とんでもない!」と思われるでしょうか。 アレルギーの問題もあるでしょう。 世話のたいへんさを想像してしまう、ということもあるでしょう。 好きか? 嫌いか? だけでは決められない問題も山積みですね。 ところで、母猫に付いて歩ける子猫は、1ヶ月もあれば充分にひとに馴れ、トイレのしつけが出来ます。
つまり、最短で1ヶ月後には、里親に託すことが出来るのです。
そうは言っても、里親探しにも多少の時間がかかりますので、目安は2ヶ月でしょうか。 何度も野良猫の子猫の世話をして来た経験からの見当です。
そうなると、2ヶ月! たった2ヶ月ひと踏ん張りするだけで、自宅周辺の環境が守られるのです。
いかがでしょうか。 有効な打開策とは考えられませんか? 「やってみよう!」そう思えた方、最後に子猫の捕獲のコツを書いてみますので、参考になさってください。 これは「見つけ次第、出来るだけ早く」が最善です。 野良の子猫は大きく育つほど、人間に対しての警戒心も育てます。 小さければ小さいほど、苦労なくひと馴れとその他のしつけが簡単になります。 自力で歩行出来る程まで育った子猫は、食事も面倒な配慮は不要です。
- ジーパンなど、厚手の長ズボン
- 長袖のシャツ
- 厚手の軍手
- ためらわないこと、思い切り
そして
近くに母猫が居ても、ためらわないでください。 もちろん、子猫を追い回していると母猫に攻撃されることがありますので、厚手のズボンは必須です。 以前、子猫を捕まえた瞬間に、子猫は爪を立てる!、母猫が足にがっぷり噛み付く! という同時攻撃を受けたことがあります。 子猫は小さいので、爪も小さく、おとな猫よりも鋭く刺さります。 甘く見てはいけません。
一気に追いつめ、一気に捕まえましょう。
次回は、捕獲した後の必要な準備と、母猫の思いへの配慮について書きます。
ふもふも
執筆を依頼する