2015/06/26
第六回:かばんの選び方(かばんの選び方も身だしなみのひとつ)
ビジネスで鞄を持たれる方が多いのはもちろんですが、 最近はプライベートでも鞄を持たれている男性も多くなってきています。 ビジネスバックはどうしても仕事道具が多く、大きく、重くなりがちなため 軽い素材の鞄が重宝され、ナイロン素材のものがビジネスバックの代名詞となっています。 役職や地位が上がってくると、鞄が段々と薄くなり、仕事の出来る人間は荷物が少ないと言われていることも。 自転車やバイクで通勤したりしている方を含めて、リュックタイプのものを持っている方もいますが、 若い方を除いてビジネスのシーンでは印象があまりよくないようです。 ビジネスバッグの素材はナイロンや皮、合皮など様々ですが、 女性の進出に伴い、女性が使いやすいタイプも増えています。 女性が使うタイプは仕切りが細かく、鞄の中の整理整頓がしやすいものも多く、 デザインで男性用・女性用と見分けがつかないタイプであれば、男性が使っても便利だと思います。 素材にもよりますが、鞄がスーツにあたって擦れて、生地を傷めるものもあるので、 注意が必要な場合もあります。 プライベートでは男女共にクラッチバックが流行りましたが、男性が持つには難易度が高く、 ともすれば、集金のおじさんに見間違えられても仕方がない感じです。 流行だからといって持つのではなく、ご自身に合うかどうかは バランスや雰囲気をみて、客観的な目線で判断するのがよいでしょう。 いくら好きで大事なバックで愛着があるとはいえ、 メンテナンスもせずにボロボロになっているバックを持つことや、 ある程度の年齢の方がチープな鞄も持つのもいかがなものでしょう。 “年相応”という言葉があるように、年齢に合ったものを持つのがよいですね。 また紙袋を鞄代わりに持っている人も稀に見かけますが、年齢を問わず、決しておすすめしません。 鞄を持つのが嫌だからといって、パンツのポケットをパンパンにさせるのスマートさに欠けます。 見た目がとても野暮ったいですし、パンツのシルエットが台無しになってしまいます。 そういう時は、荷物を減らす努力をするのもよいかもしれません。 全体のバランスを見るためにも、男性も、全身が映る鏡を持ってみるのもよいでしょう。
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