2013/07/18
栄養士直伝!「オイリー肌を改善する食べ物・食生活」
最近若い女性の間で大きな悩みの種となっているのがオイリー肌。オイリー肌は洗顔してもすぐに肌がべたついてしまい、肌のテカりや化粧崩れを起してしまいます。そしてなによりニキビの大きな原因となるので、女性にとってオイリー肌はとても厄介なものなのです。 しかしオイリー肌はある程度改善することが可能です。ここではそんな悩める女性の為に、オイリー肌を改善する食べ物・食事方法を伝授したいと思います。
そもそもどうしてオイリー肌という肌質が生まれてしまうのでしょうか。もちろん皮脂分泌の量は個人差がありますが、大きな原因の一つとされるのがホルモンです。 女性ホルモンには大きく分けて二つの種類があります。美肌効果が高くお肌に良い働きをしてくれるとされるエストロゲンと、「ブスホルモン」という別名がついているほど、女性の肌にとって芳しくないプロゲステロンです。 エストロゲンは月経後に多く分泌され、プロゲステロンの方は月経前から多く分泌されます。 プロゲステロンが分泌されると、皮脂の分泌量が増えて脂っぽい肌になるほか、シミの原因であるメラニンの働きを活性化させてしまい、シミが増えたり肌がくすんだりという影響が出てしまいます。 生理前から生理中にかけて肌の調子が悪いと感じるのは、このホルモンの影響なのです。 プロゲステロンは決して不要なホルモンではありません。月経周期を整えたり、妊娠に深くかかわる女性にとってとても大切なホルモンなのです。 しかしホルモンバランスが崩れることにより、エストロゲンがうまく分泌されず、プロゲステロンが過剰に分泌されてしまうという事態に陥ります。そうなると必然的に肌はべたつき、透明感の無いくすんだオイリー肌が完成してしまうのです。 そこで体内のホルモンバランスを整える事が重要です。体内のホルモンバランスを整える為には次の5つのポイントを押さえる事が大切です。 ①早寝早起き ②禁煙 ③アルコールの過剰摂取を避ける ④バランスの良い食事 ⑤食事時間の徹底厳守 この5つのポイントを押さえる事で、ホルモンは正常に分泌されるのです。 前述にもある通り、ホルモンバランスを整える5つのポイントの中に、食事に関する項目が多い事がわかります。食事は人間の体作りの基本であり、体に及ぼす影響はとても大きいのです。 ではホルモンバランスを整える為の食事とは一体どのようなものなのでしょうか。 まず基本的にどの栄養素も偏ることなく、バランス良く摂取する事が基本となります。野菜不足や脂質の過剰摂取などはホルモンバランスに悪影響を与えるのは言うまでもありません。その事を踏まえたうえで、注目したい栄養素が亜鉛とビタミンB6です。 亜鉛はホルモンの生成に大きく関係しているという事で、男性のED治療などでも大きく注目を集めている栄養素です。もちろん女性にとっても嬉しい栄養素で、女性ホルモンが正しく生成されるのに役立っています。そしてビタミンB6は女性ホルモンの代謝に働き掛け、ホルモンバランスを整えてくれるのに役立つ栄養素です。 亜鉛とビタミンB6の両方が多く含まれている理想的なオススメ食材はレバーです。しかもレバーにはは女性に嬉しい鉄分、ビタミンB1、ビタミンB2などとにかく栄養満点。ところが栄養満点で理想的な食材である半面、生臭さやパサついた食感などが原因で苦手な女性が多いのも特徴です。 そこで栄養士お勧めのレシピが「レバーコロッケ」です。作りかたはいつものコロッケに、牛肉の代わりにレバーを入れるだけ。臭み抜きしてみじん切りにして入れれば、風味も食感も感じることなく食べられます。レバーが苦手な方でも食べやすい、栄養士イチオシのレシピなのです。
女性に生まれたからには、女性ホルモンと付き合っていかなければいけないのは仕方のない事です。かといってキレイな肌を諦める必要はありません。ホルモンと上手に付き合って、オイリー肌から脱出できるようにがんばりましょう。
みさみさ
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