2015/10/11
猫日和④<子猫の一時預かり、しませんか?>
前回、外猫という飼い方は「うちの猫」と言い切れるのか?という、最大の反省に至った経緯を書きました。
そして、我が家は「『うちの猫』と胸を張って言いたい!」という目標に辿り着きました。 では、そのための方法は?というのが次の話し合いのテーマでした。 方法として挙がったことは・・・ 猫にとって、家の中でだけ過ごすのと、外と中を気ままに行き来するのは、どちらが幸せなのか? これは、結論の出ない話し合いでした。 猫の外遊びについては、⑭と⑮でまた触れることにします。
我が家に必要なことは、ご近所に迷惑を掛けない飼い方をすること、これが第一。
そしてそのためには、猫のトイレ、出産を管理下におくこと、です。 そうは言っても、自由気ままに外を闊歩して来た誇り高き猫たちです。 簡単に人間の軍門には下りません。 家の中の方が居心地良いと思ってもらえるように、必死の試行錯誤が続きます。 まさに猫との攻防戦、知恵比べです。 そんな日々の中、季節は巡り、春がやって来ました。 そして、猫を家の中で飼う! その目標達成に一つの光が射しました。
それは、出産です。
母猫は、「一番安心出来る場所」で子猫を産みます。 その場所として、家の中や庭の物置を選んでもらえた時、一つの光が見えました。 子猫は母猫にとって、何物にも代えがたいもののようです。 その子猫を家の中で預かると、母猫は危険も顧みず、子猫の世話のために出入りします。 そして、結果「この家は中に居ても安心だ」と認識するようになり、家猫となる母猫が続いたのです。 もちろん、子育ての時期を終えると再び外猫、いや野良猫に戻った母猫も居ましたが、 そのまま居座ってくれ、避妊手術もさせてくれる母猫も居たのです。 とにかくも、子猫を管理下に置けることは大きな一歩でした。
それは、「子猫を野良猫にしないで済む」からです。
家の中で育った子猫は、家の中が一番!となったのです。 そして、トイレの使い方を覚え、ひとに慣れた子猫たちには里親に託すと言う選択肢も持てるようになりました。 こうして、我が家の「『うちの猫』と胸を張って言える方法」は、
「子猫を保護し、里親に託すまでの仮の里親になる」、つまり「子猫の一時預かり」へと繋がっていきました。
この方法が、母猫を家に引き入れる結果となり、同時に、近所に野良猫をこれ以上増やさない方法にもなったからです。 我が家と同じ経緯、状況に陥った方は、声高に言えずとも、かなりの数いらっしゃるのではないでしょうか。
そんな状況へのひとつの打開策として「子猫の一時預かり、しませんか?」と提案します。
母猫もその子猫も、疎まれず愛されてその命を全う出来る、そんな打開策ではないでしょうか。 次回以降しばらく、その具体的方法について書いて行きたいと思います。
子猫とのドタバタ騒動としても、楽しんでお読みいただければ嬉しいです。
ふもふも
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