2015/08/04
おいしい水出しアイスコーヒーの作り方!豆のぬきどころが肝心?
私は自家焙煎コーヒー豆店を営んでいる者です。 普段は「ホットコーヒー派」という方でも、 つい「アイスコーヒー」に手が伸びてしまう季節…。 みなさんはいかがでしょうか。 ここ数年、ショッピングセンターなどでよく見かけるようになったものに、 「水出しコーヒー用ポット」があります。 普段、店では「氷にハンドドリップする」という形で抽出しています。 ですがポットの使い方について、お客様からのご要望や質問を受けることも多いので、 この機会に「水出しポットでのおいしい淹れ方」をまとめてみようと思います。 豆の量は容量、抽出量に合わせて、しっかり量ってくださいね。 これはどんな抽出方法でも共通したコツです。 そして特に水出しの場合、水につかる時間が長く、 粉じんなど雑味が出やすくなります。 ですから「少し豆を荒めに挽く」というのがセオリーです。 豆の中心部分や下部に、濃い味、おいしいコクがたまっていることがあります。 水に浸したとき、豆を抜くとき、マドラーなどで軽くかき混ぜてください。 これが最も大事なコツです。 説明書的には、抽出時間が7~8時間となっているものが多いようです。
(個人的におすすめなのは4~5時間です)
1でも書きましたが、水出しポットの場合、豆が水に浸っている時間が長いので、 雑味が出やすいという難点があります。 決まった時間にちゃんと豆を引き抜くことが、とても大事なコツになります! 豆の量や抽出時間は、皆様のお好みでかまいません。 しかし繰り返しになりますが、 水出しポットの難点は「浸しっぱなしによる枝エグ味」になります。 「時間になったら豆を引き抜く」ここの鉄則だけは守っていただき、 本当においしい水出しコーヒーの味を楽しんでほしい、
と焙煎屋的には思うわけです。
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