2015/07/17
小学生の夏休み②<夏休みは冬休みから始まる>
毎年巡ってくる夏休み。 でも、なんだかダラダラな夏休みになってしまう、と後悔気味なご家庭にお薦めする長期計画です。 今年は間に合わなくても、毎年巡ってくるものですから、のんびりと来年に備えるつもりでお読みください。 筆者には小学生が3人おります。 毎年、夏休みの話題が食卓に上り始めるのは冬休みです。 本人たちが「こうしたい」「今度は何を作りたい」「この前行けなかったあの講座行きたい」と、 冬休みから計画を練り始めるのです。
冬休みは言わば、夏休みの反省会のようです。
そして、3学期に入ると、冬休みに挙がったそれぞれの夏休みに向けての準備が始まります。 図書館で工作や自由研究の本を品定めしたり、好きな本を読んで感想文のヒントを探したり、です。 次に夏休みの話題が活発になるのは、春休みです。
春休みは計画を練り、始動する時期です。
工作なら試作品を作ってみる、自由研究の材料の値段を調べて見積もりをする、 これまでに読んだ本を振り返ってみる、などです。 そして新年度も落ち着いて来た頃から、自治体や教育委員会の広報、児童館のお知らせのチェック、 博物館や美術館は早くから企画展などの予定も公開されますので、興味のあるものをリストアップします。 7月に入ると、各種広報が夏休みのイベントでにぎやかになりますので、 みんなでチェックし、片端から応募します。 そうして夏休み本番。 「“やりたいことが出来なかった!”と後悔したくない!」と言う毎日が始まります。 そうやって冬休みから準備しても、工作展や感想文コンクールで賞を獲るとは限りませんが、
準備期間が長いほど夏休みを充実して過ごせる、ということはあるようです。
- 「夏休みはどうだった?」と話を振ってみる。
- 子どもの後悔を楽しく訊く
- 「じゃあ、今度はどうしたい?」
- 子どもの出した改善策をメモする
- 改善策メモを時間を置いて読み返す
- 調べものを手伝う
- 申し込みを確実にする
やはり冬休みに尋ねてみるのがお薦めです。 夏休みの反省は、そのまま冬休みの過ごし方の計画にもなって有効です。
様々出てくるかと思いますが、一番後悔しているのは子ども自身なのですから、 親は「ああ、この子はこんなことを考えるんだな」と、我が子の新たな発見を楽しんでください。
一通り後悔が出尽くしたら、改善策を訊いてみます。 子どもなりに考えていることは、親が思うより沢山あります。
せっかくの改善策を忘れないために、メモを取ってあげてください。
時間を置いて読み直すと、身に沁みて、実行のエネルギーになります。
図書館に行く、値段を調べるためにお店に行く、各種広報を集める、などです。
締切の日が過ぎないように、声を掛けてあげてください。
いかがでしょうか。 親自身が楽しんで手伝うと、子どもも安心して計画に邁進できるようです。
お試しください。
ふもふも
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