2015/05/13
【読書初心者】子供から大人まではまる赤川次郎のおすすめシリーズ物
シリーズ物の作品がたくさんある赤川次郎さんですが、彼の作品はとても読みやすいです。 「シリーズ物イコール長編小説」というイメージもあり、 読書初心者さんにとっては手をつけにくい作家さんかもしれませんが 赤川次郎さんの作品は会話が多く文章自体が簡単です。 逆を言えば、読書好きさんにとっては物足りなさが残るかもしれませんが 数多くあるシリーズ物は推理小説なので謎解きを楽しめます。 そして、文章が簡単なのでスラスラと短時間で読み進めることができます。 本を読むことに慣れていない人が読書好きになる一番いい方法は
シリーズ物にはまる事だと筆者は思っています。
長編小説では結末までたどり着く前に挫折してしまいます。 しかし、シリーズ物は1つの話しは短いですが、似たような流れでまた次の話しに繋がります。 ミステリー系が嫌いでないのであれば、推理小説は読書好きになる入口にピッタリです。
このような考えから、赤川次郎さんのシリーズ物は読書初心者さんにおすすめです。
赤川次郎さんの代表的なシリーズ物をご紹介します。 三毛猫のホームズと刑事の片山が事件の謎を解いていく物語です。 三毛猫ホームズシリーズは、短編集も合わせると50近くの作品が出版されています。 1冊読み切りの推理小説なので、どの作品から読んでも内容は分かりますが 第1作目の『三毛猫ホームズの推理』はホームズと片山の出会いが書かれているので 一番初めに読んだ方が良いでしょう。 そして、第2作目の『三毛猫ホームズの追跡』では片山と一緒に毎回事件に挑む 石津刑事の初登場があるので、次に読むことをおすすめいたします。 この2冊を先に読んでいれば、どの作品から読んでも話しにすんなり入っていけます。 自宅が放火され、出張中だった父親が容疑者に。父親の無実を証明するために三姉妹が放火犯を探します。 推理小説ですが、事件のことだけでなく恋話もあるので読み始めるとシリーズを読破したくなります。 こちらのシリーズは第1作目の三姉妹探偵団 (文庫版は改題され『三姉妹探偵団1 失踪編』です)以外は巻数が書籍名に入っています。 女子大生と中年警部が謎を解いていく物語で、こちらのシリーズも恋話があります。 シリーズ第1作目の幽霊列車は赤川次郎さんのデビュー作です。 女子大生と中年警部は巻数が進むつれ深い仲になるのですが、 初めの頃は偶然の出会いが重なり、気づくと二人いつも行動するようになっていました。 赤川次郎さんの作品にはどれも魅力的な女性が登場します。 この作品でも主役の女子大生は、普段かわいらしいのんびりとした感じなのですが、 推理力が抜群で、読んでいて彼女の魅力に引き込まれていきます。 筆者が中学生の時に大好きだった小説は、赤川次郎さんの吸血鬼シリーズです。 今でもそのシリーズが多くの方に読まれ、また書店に陳列されているのを見ると嬉しい気分になります。 そして、ついつい自分の子供へは赤川次郎さんの作品を勧めてしまいます。 赤川次郎さんの作品は登場人物の会話で物語が進行していき、短い文章が多いので、 文章力・描写力に対しての批判があります。 しかし、推理の構成はよく考えられていますし、 子供から大人まで年齢問わずに満足できるのは、赤川次郎作品ならではだと思います。
小学生や中学生のお子さんがいらっしゃる方は、お子さんと一緒に赤川次郎作品にはまってみませんか?
nori
執筆を依頼する