2015/10/31
思い込みを捨てよう!子育てを楽しもう! ~Vol.8子育てのお手本を見つける
子育ては、学校の授業で教えてくれるものでもないですし、
本やテレビで今流行りの【子育て術】を知るか、自分の親から学ぶかしかないですよね。
でも今流行りの【子育て術】が正しいかどうかは20年くらいしなければ分からないし、 親の子育てが正しかったとも思えなかったりしますよね。 私たちには、情報の取捨選択が必要です。
そこで、子育てにお手本を見つけることをおすすめします。
日常の細かいことよりも、大きな視点で。どんな風に子どもを育てたいかを考えてみましょう。 それは、子どもにどんな大人になってほしいかということではありません。
親としてどうありたいか、ということが大切です。
筆者が子育てのお手本にしているのは、アニメの『おさるのジョージ』と『となりのトトロ』。
おさるのジョージの保護者である、”黄色い帽子のおじさん”は、ジョージが何をしても決して怒りません。 家の中に氷のカマクラを作って水浸しになってしまったときも、驚くものの 「外が寒かったから家の中に作ったんだな」と理由を受け止め、温かく対応します。 ジョージがおいしいジュースを作ろうとジューサーと格闘し、キッチンをグチャグチャにしたときも、 やっぱり驚くものの「うまいな、このジュース!」と完成を共に喜び合います。
ジョージが起こす事件は、好奇心ゆえの失敗なんです。
失敗があるから学ぶし、成長できる。おじさんが驚いた顔をし、「どうしたんだ?これは」と言うだけで、 ジョージはその失敗に気付き反省します。 怒ったり、ましてや怒鳴ったりする必要なんてないんですね。 『となりのトトロ』のめいも、とてものびのびと育てられていますね。 お父さんが家で仕事をしていて、めいちゃんが一人で庭で遊んでいるシーン、とてもいいですよね。 周りの大人が「これはダメ」「あれは危ない」とがんじがらめに縛らないで 子供たちをしっかりと信頼しているから、子どもは自分で道を切り開く力を身に付けられるんだと思います。 もちろん、幼児を一人で出歩かせろと言っているわけではありません。
子どもが自分で飲み物を注ぐとか、そういう小さな冒険をどうか見守ってあげてください。
くれぐれも、「ほら、両手で!」「そんなやり方したらダメ!」「あ~やっぱり…」 とかいう実況中継はやめましょうね。
筆者の知り合いで、「しまじろうのように、素直で元気な子どもになってほしい」と言った方がいます。
そんな時は、自分がしまじろうのお父さんやお母さんのようになってみましょう。 温和に、諭すようなやり方で子どもと接するんです。
そうすればきっと、しまじろうのように素直で温かい子に育つと思いますよ。
智-tomo
執筆を依頼する