2013/06/17
頭浸浴のススメ。温泉で日頃のストレスを解消しよう!
「頭浸浴」という入浴法をご存知ですか?その名の通り、頭を温泉水につける入浴法のことです。 温泉水を頭につけると頭皮から温泉の有効成分が浸透し、頭痛や不眠症に高い効果があります。また、耳から首にかけて走るリンパ腺の部分をお湯につけることで、鎮静作用が働き、深いリラクゼーションを味わうことができます。
出典: 著者
熱い湯船に頭ごと潜ったりしたらあっという間にのぼせてしまいます。頭浸浴はぬるめのお湯で行うようにしましょう。 初めての方は、あごと耳たぶの下までお湯につかるようにすると良いでしょう。こうすれば、先ほど説明したリンパ腺や首の付け根を温めることができます。寝湯(寝ころんだまま入浴できる浴槽)がある場合には、後頭部をお湯につけます。 お湯が熱い時は、洗面器に温泉水を汲んで頭にかけ湯をします。少し水を足してぬるめの温度にするといいでしょう。しばらく時間をおいたら、また頭にかけ湯します。一度の入浴でだいたい5~6回ほど繰り返します。 頭浸浴をした後は、必ず休息をとるようにしましょう。体を横たえてしばらく安静にしていると、温泉の効能がじっくり頭にしみこんでいきます。 頭浸浴は精神的な疲れやストレスがたまっている時に効果てきめんです。イライラがおさまり、頭がぽわ~んとして気持ち良くなってきます。 頭を温めるのは気持ちがいいですし、ボーっとして思考が止まり、余計なことを考えず温泉入浴にひたすら没頭できるのが良いのかもしれません。 現代人に多い不眠症や自律神経失調症にはうってつけの入浴法であると言えるでしょう。 いくら気持ちがいいからといってやりすぎてしまうと、後で必ず湯あたりを起こしてしまいます。自分の体と相談しながら、無理せず少しずつ試してみてくださいね。また、強酸性の温泉の場合、お湯が目に入ると非常に痛いので気をつけましょう。
究極の温泉治療とも言える「頭浸浴」、ぜひ一度お試しください。
かえで
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