2015/02/04
冷え症に良いお茶、悪いお茶
つらい冷え症を治したいと、ティータイムを設けて温かいお茶で体を温めている人はいませんか。 もちろん、温かい物を体内に入れれば体を温める効果があるのは確かです。 しかし間違ったティータイムは逆に、体を冷やしてしまっている可能性もあります。 では、正しいティータイムとはどのようなものか見ていきましょう。 日本では温かいお茶というと、まず緑茶を想像する人が多いのではないでしょうか。 緑茶はビタミンCを豊富に含み、殺菌作用や抗酸化作用もあるとして健康に良いとされていますが、残念なことに体を温める効果はありません。 むしろ体を冷やしてしまう可能性もあるのです。
発酵していない茶葉で作られた緑茶は、体を温める効果がなく、さらに利尿作用が高いため尿と共に体温を排出してしまうと考えられています。
その他にも、暖かい地域で作られているコーヒーも体を冷やす飲み物の代名詞です。
体を温めるためには、紅茶のように茶葉を発酵して作られるお茶がお勧めです。 発酵しているかしていないかを見分けるポイントは、茶葉の色の濃さ。
緑茶のように緑色をしているものは発酵されていない茶葉で、紅茶のように濃い茶色をしている茶葉は発酵されているのです。
発酵されている茶葉は紅茶のほかにも番茶やほうじ茶、ウーロン茶などがあります。
ただ紅茶を飲むだけでなく、紅茶に生姜やはちみつ、レモンなどを入れて飲むことで、さらなる効果が期待できます。
またお茶請けとして、ジンジャークッキー、生姜チップスなど、体を温めるおやつを選択するのも一つの手です。 体を温めるのに有効的なティータイム。 でも体を温めるからと言って、一日に何杯も紅茶を飲んではカフェインの過剰摂取が気になります。 さらに、寝る前に飲むことで安眠を阻害してしてしまう可能性も。
一日に何度も飲むのなら、タンポポ茶やごぼう茶、ルイボスティなど、ノンカフェインのお茶を選んで、カフェインの摂りすぎにならないように気を付けましょう。
正しいティータイムで、つらい冷え症を少しでも改善していきましょうね。
みさみさ
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