2014/04/15
赤ワインをつくるぶどうの品種・種類〜ワインの勉強〜
前回は白ワインをつくる白ぶどう、シャルドネとソーヴィニヨンブランについて勉強しました。 今回は赤ワインをつくるぶどうの品種・種類のお話です。
赤ワインは皮が紫色をしたぶどうからつくられます。
ワインをつくる時に紫色をした皮を一緒に漬込んで、
皮の色素をワインに移すことで色が赤くなります。
赤ワインをつくるぶどうのことは赤ぶどうとは言わず、黒ぶどうと言います。
今回は赤ワインをつくる二大黒ぶどう品種、 ピノノワールとカベルネソーヴィニヨンについてべんきょうしましょう。
出典: http://www.igosso.net/flk/4027884769.html
フランス、ブルゴーニュ地方の代表的な黒ぶどう品種であるピノノワールは、
淡いルビー色のキメの細かい渋味と酸味が特徴です。 香りは[/太字]ストロベリー、ラズベリー、カシス、チェリーなどの赤いフルーツ[/太字]、
熟成すると紅茶、タバコ、きのこ、なめし皮などを感じます。
1本100万円といわれているロマネ・コンティもピノノワールからつくられています。
栽培が難しい品種ですが、アメリカのカリフォルニア、ニュージーランドでも果実味豊かな赤ワインをつくっています。
出典: http://www.igosso.net/flk/3146657068.html
フランス、ボルドー地方を産地とするカベルネソーヴィニヨンは、
濃い色調の渋味がしっかりした酸味と果実味のバランスのよい赤ワインをつくり、
長期熟成が可能です。
香りはブラックベリー、プルーンなどの黒い果実、
熟成すると湿った土や杉、生肉などの香りがします。 ボルドー地方ではカベルネフランやメルローなどの他の黒ぶどう品種を混ぜてワインをつくるのが一般的です。 ボルドーの他に有名な産地はチリ。
通称「チリカベ」と呼ばれ、恵まれた気象、人件費の安さ、税制の優遇などから、
リーズナブルな価格で品質のよいワインを産み出しています。 元々ぶどうは、適した土地、気象においては放っておいても勝手に生えてくる自生植物です。
ぶどう栽培には 痩せた水はけのよい土地が適しており、
痩せた土地ほど根がどんどん下に伸びて、土地の養分を吸い上げます。
また、気温は年間の平均気温が10〜15℃、年間の降雨量が500〜900mm、
つまり暑すぎず、寒すぎず、適度に雨が降る場所が適しているとされています。 次回は、みんなが大好きなスパークリングワインについてべんきょうしましょう。 A tôt à l’heure!
にらや
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