2015/11/29
思い込みを捨てよう!子育てを楽しもう! ~Vol.10子どもへの言葉のかけ方
子育て中のみなさん、いつもお疲れ様です! 子どもとの生活は、思い通りにいかないものですよね。 大人同士でさえ、なかなかコミュニケーションは難しいものなのに、子ども相手となると骨が折れるでしょう。 まずは、いつも精一杯がんばっている自分自身を褒めてくださいね。 その上で今回は、子どもへの言葉のかけ方について考えてみましょう。 親御さんがよく言いがちな言葉、筆者にはこう聞こえます。 「いい加減にしなさい!」 →私の思い通りになりなさい! 「早くして!」 →私の決めたタイミング通りに動きなさい! 「行くよ!置いてくよ!」 →私の歩幅について来なさい! どうでしょうか? 自分の友達には決して言わないような言葉を、自分の子どもには言ってしまうんですよね~。 皆さん強い口調で、このように子どもに命じています。 筆者自身も、あまりに思い通りにならない息子に腹が立って、言ったことがあります。 先日街で見かけた親子はこんな会話をしていました。 【電車が動いているときは、危ないから席を立たない】 こういう約束を、お母さんは息子さん(推定4歳)にしていたようです。 最初、お姉ちゃんの隣に座った息子さんは、一旦座ったもののお母さんの隣に座りたくなり、席を立ちました。 確かに危ないですが、無事お母さんの隣に座り、身体をくっつけ甘えました。 でもお母さんは「席を立つなって言ったのに、約束をやぶった。許さない」と怒っています。 息子さんは「お母さんが大好きだからくっつきたかったの」と言いますが、プンプン怒ったままでした。 お母さんが問題にしているのは「危なくて心配したから」でしょうか。 それとも「私の言うとおりにしなかったから」でしょうか。 後者のように見えますね。 言葉は、【言霊】。 かけた言葉が子どもに影響を与えていきます。 「そんなに食べたら太るよ!」 →それを食べたら、本当に太るようになります。潜在意識の力はすごいんです。 「水たまりに入らないで!」 →楽しさを味わう機会を奪ってしまいます。 水に入ると、靴下が濡れて気持ち悪いんだな、と思う体験を奪ってしまいます。 そもそも、靴の中が濡れていても気にならなければそれは子どもの自由意思ですね。 人生は楽しむためにあるんです。毎日のなにげないことを楽しませてあげてくださいね。 「行くよ!置いてくよ!」 →子どもにも、自由意思があります。そこにいたい理由があります。 親御さんにとってつまらないことでも、その子にとっては楽しいことであったりもします。 お互いが譲り合うのが家族であり人間社会です。 冷静に話し合ってくださいね。 子どもが小さいうちは、親御さんにとっては辛抱のときかもしれません。 それでも、日頃の言葉がけを少し変えるだけで子育てが楽になることもあるんです。 少しずつでいいので、気に留めてみていただけると嬉しいです。
怒ることも少なくなりますよ!
智-tomo
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