2015/08/30
思い込みを捨てよう!子育てを楽しもう! ~Vol.5 言うことを聞かせようとしていませんか?
あなたの悩みは「子どもが言うことを聞かない!」ではないですか? もしそうだったとしたら、注意してほしいことがあります。 子育てをしている人にとって、これは落とし穴。、
【言うことを聞かせる、ことが基準の子育て】
になっていないか、確かめてください。
言うことを聞かせる、というのは、すべて親の考え方が基準となっていますね。
親は善であり、親の考え方、行動に対して「言うことを聞かない」子どもが悪となります。 でも夫婦でさえ、親友でさえ、考え方や価値観は全く異なりますよね。 むしろ、自分と同じなんていうことは、あり得ないわけです。 それに大人同士だって、誰かを思い通りに動かすことなんてできませんね。 子どもだって、思い通りになるわけがないと思ってくださいね。 「言うことを聞かせよう」とするたびに摩擦がうまれ、 「早く!」とか「いいかげんにしなさい!」という言葉が出てきてしまうんです。
すべての人が、自分が楽しいように生きる権利があります。
子どもであっても、大人であってもそれは同じです。
子どもがいたずらをするのは困るけれど、本人は楽しいからやっているだけですよね。 親をバカにしているわけではありません。 子どもは楽しむ天才です。 せっかくこの世に産まれたんだから、人生は楽しいものだと親も教えてあげましょう。 あなたが、自分が楽しむのを我慢して今まで頑張ってきたなら、 これからは、ワクワクすることをして積極的に楽しんでください。 子どもは、人生を楽しんでいる親を見て、【人生は自分が選択でき、楽しめるものだ】と学びます。 もし、「親の言うことを聞かせること」を基準とした子育てを続けていたら、子どもは 「自分の意志を持っても叶うことはない」 「人生は周りの影響で決まるもので、自分で選択できるものではない」 「自分は愛される価値のない存在だ」 と潜在意識に植えつけられてしまうかもしれません。 自己肯定感が育たないんですね。 親は、この世のルールや生き方をどうやって教えてやろうか、ということにばかり心を砕いています。 今度は考えてみてください。
「子どもは私たちに何を教えてくれているか?」
筆者の知り合いで、こんなことを言っている方がいます。
「子どもは先生である。育児で悩むことがあったら、
○○先生は今、この問題を通して何を教えてくれているかを考えよう」
筑波大学教授の徳田克己先生は「わかったか育児」について注意を促しています。 私たち親は、自分の考え方、やり方を押し付けるとき、子どもについ「分かった?」と強く確認してしまいます。 最初は「分からない」と素直に答えても、話が長くなるしまた叱られるので、 子供はそのうち反射的に「分かった」と言うようになります。 「分かった、と言ったんだから、次同じことをやったら許さない!」と親が無意識に罠をしかけてしまい、 悪循環となってしまいます。 何かあったら、子どもと一緒に考えることを習慣にしてみましょう。 そして「言うことを聞かせる」ことはできない、と心得てください。
また一つ、育児が楽になりますよ。
智-tomo
執筆を依頼する