2015/05/31
かしこい絶妙バランスで「おしゃれ」になる
「服もメイクもヘアスタイルもばっちり!」という日は、それだけで気分も高揚します。 特に、新しいアイテムをおろしたときや、髪を切ったばかりのときは、 いいことがありそうな楽しい気分になれる方も少なくないのではないでしょうか? ここで注意したいのが、メイクや髪型と洋服のバランスです。
出典: http://free-photos.gatag.net/
他人の視線が髪型だけ、メイクだけ、洋服だけ、とピンポイントに注がれることはあまりないでしょう。 ある程度統一感を持った全体の雰囲気のなかから、 スパイスのように「この人は特にここが素敵だな」という印象を持ってもらえるのです。 どこか一点だけ、妙に気合が入りすぎてしまうのはよくあること。特にメイクは要注意です。 いわゆる「定番」であるベーシックアイテムによるコーディネイト。 これらのほとんどが、白・黒・グレー・ベージュ・ネイビーなどあまり冒険しない色味であることが特徴です。 全身に統一感のあるアイテムのコーディネイトも、その有効なスパイスとして取り入れやすく 絶妙な分量であるからこそ、赤やオレンジのリップの流行があるのではないでしょうか。 夏になると着たくなるカラフルな色味の洋服や、 さらさらと風に揺られるような素材の70s調の美しいプリントに、 定番コーディネイトと同じ赤やオレンジのリップを合わせるとバランスがちぐはぐになってしまいます。 とはいえ、統一感もありながら、小物やメイクでスパイスを効かせるというのは簡単ではありません。 おしゃれ上級者は、自分の顔立ちや体型から「大人っぽい」「可愛らしい」「クール」 「ミステリアス」「ナチュラル」などといった雰囲気、似合う色といった特徴を熟知しています。 また、自分の好きな服と似合う服の傾向も同様です。 これは、メイクやヘアスタイルにも同じことが言えるでしょう。
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ここで活用したいのが、ファストファッションやプチプライスのコスメです。 あらゆるアイテムに冒険心をもってチャレンジすることは、実は自分の特徴をよく知る近道でもあります。 人は年を重ねると似合うものも変わるものですが、それはその人が 精一杯、日々を生きて積み重ねた経験によるものではないかと筆者は考えます。 自分の内面に積み重ねたものが変化するならば、その人から発せられる雰囲気もおのずと変化するものです。 見た目にかけられるお金は限られますが、自分をよく知ることは 賢くおしゃれをすることとイコールなのではないでしょうか。 自分にとって着心地がよいファッションは、着る人の行動や仕草と合ったものです。 使用感や仕上がりが好きなメイクも同様です。 自分が「特に好きなもの」や「心地よいもの」を再確認してみると、 自分の得意なファッションやメイクの傾向が掴めてきます。
その上で全身のバランスを今一度見直せば、おしゃれ上級者の仲間入りです。
る璃子
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