2015/02/15
栄養士が勧める「美につながる時間栄養学」
美しくなるためには食生活を改善すべきだと知っていても、何をどうすればいいのかわからない… そう悩む女性は少なくありませんよね。 ビタミンCが良いとか、食物繊維が良いなど、色々な情報が流通している中で、具体的な改善策を見いだすことはとても大変なことです。 そこで筆者がご紹介するのは、誰でも簡単に行える美につながる食生活。 時計一つあれば誰でも実践できるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
時間栄養学というと、なんとも難しい事のように思えますが、実は誰もが耳にしたことがあるとても身近な食べ方です。 よく言われているのは「寝る前に食べると太る」「ゆっくり食べると少量でお腹が膨れる」などという内容でしょうか。 これらはすべて時間栄養学から成り立っており、きちんとした根拠をもとに言われている内容です。 では、具体的に美容のために実践できる時間栄養学について見ていきましょう。
人間には体内時計という生体リズムが備わっています。
そのリズムにちょうど合わせた食生活が、起床後12時間以内で一日3食を終えることなのです。 たとえば朝7時に起きるのなら、夜7時までに夕食を済ませるということ。
規則正しい体のリズムは、代謝を高めて老廃物を排出しやすい体質にしてくれるとともに、細胞の生成を活性化させるなど美容につながります。
さらに付け加えるならば、起床から2時間以内に朝食を済ませることと、就寝3時間前までに夕食を終えることを意識するとより効果的です。
きちんとした朝食は体内バランスを整える効果があるので、ぜひ実践していきましょう。 食事時間だけでなく、食事にかかる時間についても注目してみましょう。 食べ物はよく噛んで咀嚼することで消化しやすくなり、より効率的に栄養素を吸収することができます。 特に野菜のように繊維の多い食品は、内臓だけではなかなか消化できずに効率よく栄養を吸収できていません。
ところがよく噛むことで、吸収率がアップし、美容に欠かせないビタミン類やミネラルなどが効率よく吸収できるのです。
またよく噛むことで食事時間を長く保ち、少量で満腹中枢を刺激してくれるので、カロリーオフにもつながります。
食事の際はゆっくりと時間をかけて、よく噛んで食べるようにしましょう。 美しさを保つためには、制限したい栄養素と摂取したい栄養素とがたしかにあります。 しかし、そのせいでストレスを抱えてしまっては意味がありません。
時間栄養学では食べたいものをおいしく食べながら、美容を手に入れることができるので、ストレスを感じることなく実践できます。
また難しい栄養の知識や料理の腕前なども必要なく、誰でも気軽にできるというのも嬉しいメリットですね。 ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
みさみさ
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