2014/09/20
『セルフネイル』ケアの基本~ファイリング
セルフネイルの基礎、基本的なケアから各種デザインまで、数回に分けてご紹介して行きます。セルフネイルをする際の参考にしてくださると嬉しいです。 今回は『ファイリング』についてご紹介します。 前回はジェルのモチをよくするためには甘皮の除去が大切だとお伝えしましたが、それと同じくらいファイリングも大切です。 綺麗にカラーを塗り、凝ったデザインで仕上げても爪の形が不揃いだと決して綺麗には見えません。 せっかくセルフネイルをするのなら、ファイリングにもちょっと時間をかけてみましょう。
まずは爪の形の紹介です
何気なく爪の形を整えている方もいらっしゃると思いますが、それぞれの爪の形には特徴と、向き不向きがあります。 ①ポイント 先端を尖らせたシャープな形です。以前はこの形は少なかったですが、最近では多く見かけるようになってきました。 スカルプチュアなどで仕上げる分にはいいのですが、自爪をこの形にすると欠け易いという欠点があります。 爪の弱い方には不向きな形です。 ②オーバル 爪先を卵形にシェイプした形です。エレガントに見えますが、ポイントより強度はありますが比較的衝撃に弱い形です。 ③ラウンド 側面はストレートで先端は丸く、角のない形です。衝撃には強い形になります。 ④スクエア・オフ 先端、側面ともにストレートな形で角に丸みをつけた形です。衝撃には強い形になります。 ⑤スクエア 先端、側面ともにストレートで丸みのない形です。強度は強いですが、角がひっかかりやすい短所があります。 基本的な形は以上の5点です。 先端が細ければ細いほど強度は弱く、角ばった形になるほど強度は増します。 ご自身の爪の強度を考慮しながら好きな形を選んでみてくださいね。
※注意※
スクエアが強度は一番強いと言われていますが、爪が丸みを帯びている人がスクエアにしてしまうと、爪に負担がかかりやすくなります。 ですので、その場合はラウンドかスクエア・オフがオススメです。 やりたい爪の形を選んだら、後は理想の爪の形になるようにファイルで整えるだけです。 ファイルは100均などでも手に入りますが、特に爪が弱い方などは目の細かいものを選んでください。 (ファイルもいろんな種類があります。慣れてきたらファイル選びもしてみてください。セルフネイルがもっと楽しくなると思います) 小指以外の指でファイルの一番端を持つのが理想的です。 これは絶対ではないのでやりやすい形でも構いませんが、この形のほうがファイルを長く使えるのでやりやすくなります。
左右は一方向にファイリングするのが理想的です。 左右にこするようにファイルしてしまうと爪の側面が毛羽だって、爪の薄い方は割れる可能性があります。 時間短縮の為に左右にファイリングしても構いませんが、最後は一方向にファイリングして仕上げてください。
このようなバリと言われる、削った爪の残りが爪の裏に入り込んでいます。 セルフネイルを綺麗に仕上げるには、コレも綺麗に取り除きます。
方法としては
■ファイルの先端でこすり取る。 (力を入れなくても簡単に取れます) ■前回ご紹介した、ガーゼを親指に巻きつけた状態でこすり取る。 などの方法があります。 力を入れなくても取れるので、やりやすい方法で除去してください。 セルフネイルの前には必須の工程ですが、ネイルをしていないときでも、爪切りで爪を切らずにファイリングした方がオススメです。 爪切りでは必要以上に圧を加えてしまうので、爪が弱い方は割れてしまったり、割れやすくなってしまいます。 時間短縮のため爪切りを使う場合は、爪切りである程度切りそろえた後、ファイリングすると爪を綺麗に保つことが出来ます。 ラウンドとオーバル、一見違いが分かりにくいのですが 左がラウンドで右がオーバルです。 サイドにストレート部分が少しあるのがラウンド。すぐに丸みを帯びているのがオーバルです。 ファイリングもセルフネイルでは大切な工程です。 必ず爪の側面は左右対称にしてくださいね。 気分や、デザイン、爪の強度によってお好きなデザインを作ってみてください。 次回は『フレンチネイル』についてご紹介します。
ayame
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