【ワシントン=坂本一之】米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は26日、トランプ米大統領が24日(日本時間25日)に行った高市早苗首相との電話会談で、台湾問題を巡る発言を和らげ、中国側を刺激しないよう助言したと報じた。 報道によると、トランプ氏が高市首相に台湾有事を巡る国会答弁を撤回するよう圧力をかけることはなかった。日本国内の政治情勢に関する事前説明を受け、高市首相が発言を撤回できない立場にあるとの認識だったとしている。
同紙は、トランプ氏が10月末の中国・習近平国家主席との対面会談を通じて米農産物の対中輸出拡大や米中間の緊張緩和を図る中、日中対立の影響を避けたい考えだと指摘した。
トランプ氏は24日、習氏との電話会談を実施した後、高市首相と話していた。約1時間にわたって行われた習氏との会談では、習氏が台湾に関する歴史的な主張や米中の世界秩序に対する取り組みについての話題に半分もの時間を費やした。習氏は高市首相の発言を巡って怒りを示していたという。
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