2015/08/21
何でも作ろう♪⑩<子ども服を作る前の悩みに〜4〜布選び>
参考になる本の探し方と選び方、縫いやすいデザイン、用語と話を進めてきましたが、 いかがでしょうか。 やってみたいな、作れそうな気がする、と思われた方。その予感を信じてみませんか。 疑問の山を一つずつ越えて行けば、作る一歩を踏み出せるのではないでしょうか。 今回は、布の選び方について書いてみたいと思います。 ざっくりとわかりやすく
- 布の厚み
- 布の柄
に分けて書いてみます。 実際にお店に行って、触った感触、見た印象を大切に選んでみてください。
着てくれる予定のお子さんもぜひ一緒にいかがでしょうか。
ミシンとの息の合わせ方に多少不安のある方は、薄い生地から挑戦することをお薦めします。 薄手の服を多く着る今の季節は、初めての子ども服を作るのに向いていますね。 ぜひ、挑戦してみてください。
さて、服を縫うと必ず、縫い代が集中する部分が出来ます。
その部分を縫う時に、ミシンと息を合わせて、ミシンに負担を掛けずに厚みを越える必要があるのです。 布が厚ければ厚いほど、その部分は分厚くなります。 息が合わないと、縫い目がずれたり跳んだり、糸調子が狂ったり、 ひどい時は針が折れたりします。
厚みを縫う時のコツとしては、
- 縫うスピードを落とす。
- プーリー(ミシン右上部の丸い回転部)を手で回して進める。
- 目打ちなどで布を送るのを助ける。
などがあります。実際に縫う時に思い出してくださいね。
薄手の布と言っても、厚みはいろいろです。 薄すぎる布も、扱い難かったり、お子さんの活発さに合わずに破けてしまったり、します。 触って確かめて、決めてください。 慣れない方が縫いやすい、失敗しにくい柄は
- 無地
- 総柄
- 縦縞
織り柄のあるものなども大丈夫です。
水玉やプリント地、細かなギンガムチェックなどです。
これは柄に沿って布目(地の目)が見やすく、裁断も楽です。
これらの柄布は、柄合わせを気にせず縫えるので、お薦めです。 気軽に楽しく作って、まずは一連の作業に慣れてしまいましょう。
- 格子柄
- 横柄
マドラスチェック、大きめのギンガムチェックなどでしょうか。 これらは、縫い線(仕上がり線)での柄合わせが必要になります。
特に横柄の柄合わせは、慣れない方には面倒かと思います。 服の構造、縫い方などを押さえて、余裕が出来てからのお楽しみに取って置いてください。
ちょっと視点を変えて、着なくなったおとなの服の再利用もいかがでしょう? 特に小さなサイズの子ども服なら、おとなの服から充分切り出せます。
- お父さんのワイシャツから、娘さんのエプロンワンピース。
- 同じくお父さんのシャツから、子ども用パンツ。
- お母さんのチュニックから、ワンピースやスカート。
- お母さんのマタニティー服からは、特に楽に切り出せます。
裁断の際の布目の方向に注意すれば、あとは本の通りに作れます。 思い出も一緒に縫い込んで、話題が広がります。
ぜひお試しください。
ふもふも
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